東武鉄道は、真岡鐵道で活躍した芳賀地区広域行政事務組合所有の蒸気機関車C11形325号機を譲受し、7月31日、報道関係者に公開した。
2017年8月より東武鬼怒川線において蒸気機関車復活運転を実施しているが複数機体制による安定した通年運行を図り、乗車機会を提供するとしている。
蒸気機関車C11形325号機は12月の営業運転開始を予定、他線区でのイベント運転等の検討も可能となる。
また、東日本旅客鉄道(JR東日本)よりディーゼル機関車DE10形1109号機、北海道旅客鉄道(JR北海道)より14系客車 スハフ14501号車を譲受した。
ディーゼル機関車DE10形1109号機は1971年製造、東日本旅客鉄道(JR東日本)在籍時には青森駅構内などの入替作業を中心に活躍、今回の譲受をきっかけに北海道旅客鉄道(JR北海道)が所有していた寝台特急「北斗星」や急行「はまなす」を牽引していたDD51形ディーゼル機関車の塗色を模した「青色の車体に金色の帯と流星マークを施した塗装で14系客車とともに再デビューすることで往年の急行列車の懐かしさを楽しむことができる。
14系客車 スハフ14501号車は1971年製造、室内暖房や乗降扉の引戸化にした酷寒地向けに改造、北海道内の急行列車などを中心に活躍、晩年は札幌~青森間を運転していた急行「はまなす」などで使用しており、2016年3月ダイヤ改正において廃止されたことに伴い、譲受した。
【取材協力:東武鉄道】