東急電鉄は、目黒線・新横浜線で運行する「3000系」について、リニューアル車両が10月2日から順次営業運転を開始することを発表した。
「3000系」は導入から約20年が経過した車両で、東急電鉄はリニューアルする計画を進めており、その第一弾が10月2日にデビューする。
新しいエクステリアデザインは、2018年から導入している最新型の2020系シリーズと同様、コンセプトカラーである「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化する色)を基調とし、車両の正面は、車両が微笑んでいるようなイメージとすることで、柔らかく親しみやすい雰囲気を持たせた。正面下部や側面に路線カラーをイメージしたグラデーションのラインを取り入れ、お客さまとの調和や、多様性、新しさ、美しさを表現した。また、デザインは、社内公募による41件の中から選定し、2020系シリーズのデザインを手掛けた丹青社による監修を経て決定したという。

車内のインテリアデザインは、壁・床・座席を一新。東急線沿線の風景をイメージした落ち着きのある色合いとすることで、親しみやすさと心地良さを感じられるデザインとし、車内にはすべての乗客が利用しやすいようにフリースペースを増設する。
なお、今回のリニューアル編成は、すでに「2020系」に準じたインテリアを採用している一部車両は、車外リニューアルのみ実施する。
「3000系」のリニューアルは8両13編成を対象に2027年度頃までに完了を予定する。


