【東武鉄道】真岡鐵道で活躍したC11形325号機は全国各地でも活躍していた蒸気機関車

東武鉄道は、真岡鐵道で活躍した蒸気機関車C11形325号機を譲受し、報道関係者に公開した。

C11形325号機蒸気機関車は1946年日本車輌で製造、当初は茅ヶ崎機関区に配属され、相模線や南武線で入換などに使用された。

1972年、左沢線でSLさよなら列車」を牽引し、その後廃車となった。

1973年、新潟県水原町(現・阿賀野市)水原中学校に無償譲渡され、静態保存。

真岡鐵道が予備機として使用するため、1997年11月より、JR東日本大宮工場(現・大宮総合車両センター)にて動態復元工事が行われ、1998年9月に動態復元工事が完了し、10月に真岡鐵道に引き渡された。

真岡鐵道で活躍する一方で貸出による出張運転も多く実施され、2016年11月19日、20日 JR飯山線「SL飯山線ロマン号」で飯山 – 十日町間では無煙化後44年ぶりのSLとして運転された。

2019年11月23日には真岡鐵道複数所属機関車の証となる重連運転。

2019年12月1日のラストランを最後に真岡鐵道での運用を終え、検査を施工するためにJR大宮総合車両センターに回送された。

C11形325号機は12月の営業運転開始を予定、他線区でのイベント運転等の検討も可能となる。

【取材協力:東武鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)・芳賀地区広域行政事務組合】