東武鉄道、東武スカイツリーライン緩行線でワンマン運転を開始へ　2025年度末から

東武鉄道は、東武スカイツリーライン緩行線 (北千住~北越谷間 ) でワンマン運転を実施することを発表した。

ワンマン運転は、2025年度末から開始し、東武スカイツリーラインのうち北千住～北越谷間の緩行線を走る普通列車が対象（「THライナー」を除く）となる。

東武は、鉄道関係従業員の担い手の不足が予想されるなか、将来にわたり安全かつ利便性の高い輸送サービスを維持・継続すべく、事業構造の見直しの一環として、ワンマン運転を実施すると説明しています。

ワンマン運転の実施にあたり東武鉄道は、緩行線全駅での可動式ホーム柵の供用開始のほか、定位置停止支援装置「TASC」の整備による乗務員の負担軽減、ホーム上の乗降確認モニタの設備、車内非常通報装置（非常ボタン）操作時に乗務員が応答できなかった場合に通話が運転指令へ転送されるシステムの導入など、ワンマン運転実施に伴う設備を整備することで、運行体制の高度化とさらなる安全性・安定性の向上を図るとしている。

なお、12月以降、一部の列車（ツーマン）においては、乗務員の訓練のため、運転士によるドア扱いも実施するとしている。