【九州旅客鉄道】新D&S列車 ディスカバー九州エクスプレス「36ぷらす3」が運転を開始 停車駅や沿線では盛大なおもてなし

九州旅客鉄道(JR九州)は、新D&S列車 ディスカバー九州エクスプレス「36ぷらす3」を10月16日より運転を開始した。

九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった「走る九州」といえる列車ということで各ルートでテーマの色を決めて地域にちなんだエピソードを紹介。5つのルートで九州全県を巡る列車は787系を全面的にリニューアルし、6両編成全車グリーン車で運転する。

10月16日、運転開始を記念して出発式を開催、鹿児島中央駅を出発した「36ぷらす3」金曜日運転の「黒の路」コースは鹿児島中央駅を12時16分に出発し、宮崎駅に15時57分に到着した。

10月17日、土曜日運転の「緑の路」コースは宮崎空港駅を11時25分に出発、別府駅に16時46分に到着。

(「緑の路」コースは10月10日、報道関係者向け試乗会にてレポートを参照)


報道関係者向け試乗会レポート-1報道関係者向け試乗会レポート-2

「緑の路」コースでは大分県に入った最初の駅は秘境駅といわれる「宗太郎駅」に特別停車をする。一日に下り1本、上り2本のみしか停車しない駅に「36ぷらす3」は10分間停車する。

宗太郎駅を13時49分に出発した列車は重岡駅に停車、小雨の降るなか、多くの人が出迎えた。

21分間の停車中にはシンガーソングライターの軸丸綾香さんによる歌のおもてなしで「美しい歌声」が九州山地に響いた。

乗客には上浦地区のマグロの冑焼きが振舞われ、宇目地区の郷土芸能「唄げんか」が披露、14時18分、日豊本線最高地点の駅重岡駅を出発した。

肥薩おれんじ鉄道が令和2年7月豪雨の影響で運転を見合わせていることにより博多駅発鹿児島中央駅行の「赤の路」コースが現在、運転を見合わせている。

【鹿児島中央駅・重岡駅取材協力:九州旅客鉄道(JR九州)】