【東京地下鉄】半蔵門線の新型車両18000系を報道関係者に公開

東京地下鉄(東京メトロ)は、半蔵門線に8000系に代わる新型車両18000系を6月2日、報道関係者に公開した。

「ママ鉄」豊岡真澄さんと共に新型車両18000系の内容を詳しく紹介する。

半蔵門線は渋谷・表参道・清澄白河および押上など伝統と新しさが交じり合う沿線の街を結び、通勤・通学・ビジネス・そして観光などに多くの利用客を運ぶ路線。半蔵門線の路線カラー「パープル」を基調とした配色とすることで活力を与えるようなデザインした。

従来の8000系や08系の端正な表情を受け継ぎ、直線的なヘッドライトを採用することで親しみやスタイリッシュさが感じられる外観。

インテリアは半蔵門線のラインカラーの色彩に同調させることで明るさや活気を感じさせる車内空間にしている。連結面や席横の仕切り、荷棚に透明な強化ガラスを採用して車内の開放感を高めている。

従来の8000系と比べて座席幅を拡大し、全車両にフリースペースを設置、車両床面の高さを低減している。

フリースペース近くの出入口ドアレールに切欠き加工を2つ施すことで車いすやベビーカーの乗降性向上を図っている。

座席幅を460ミリに拡大し、腰掛内部に金属バネを組み込むことで座席全体に適度なクッション性を持たせている。

表地はアラミド繊維を採用、腰掛表面の耐久性向上を図るとともに消臭・抗菌・および抗ウイルス加工が施されている。モケットには日本の伝統的な繊維の柄をレイアウトしている。

新型コロナウイルス対策として窓開けの開口目安を知らせるステッカーを貼って車内換気の案内強化を行う。

フリースペースは全車両に設置、車いす・ベビーカー・大きな手荷物などに対応。ピクトグラムによる視認性を確保。

駅街かけるくんは2020年から登場、キャラクターモチーフは小学校1年生の男の子。

メトポンは2005年から車内掲示物やイベントポストなどに登場するタヌキのキャラクター。

2017年に設計を開始し、2020年10月に18101編成が搬入、8月にデビューを予定している。

【取材協力:東京地下鉄(東京メトロ)】