【東武鉄道】SL大樹客車に12系「展望車」を新たに導入 10月15日に報道関係者に公開

東武鉄道は、11月4日からSL大樹の客車として12系「遠望車」を導入、10月15日に報道関係者に公開した。

SLが活躍していた昭和20年~30年代の客車をモチーフにデザイン選定を行った。

14系客車と「展望車」の12系客車混成させるため、外観はできる限り一体感を図るものの、車内は異なるコンセプトの車両を提供する。

旧国鉄塗装色ぶどう色2号に昭和20年~30年代の3等車を感じさせる赤帯をアクセントにし、窓枠を茶色にして旧型客車をイメージした車両のオハテ12-1。

旧国鉄塗装色青15号に急行グリーン車を感じさせる緑帯をアクセントにし、窓枠は灰色にして旧国鉄10系客車をイメージした車両のオハテ12-2。

SLの躍動感や空気感を肌で感じることができる開放型展望デッキを設置した。ベンチの一部は子供向けに座面高さ抑えた作りとした。照明器具は下今市駅を模したレトロ調の壁灯を採用している。

客室内は昭和レトロを感じさせるデザインを取り入れた。

ギャラリースペース・アテンダントカウンターを設置、アテンダントが使用するマイクをワイヤレス化した。

展望デッキ下部に車外へ向けたスピーカーを設置、メロディー音源は栃木県出身のエレクトーン奏者倉沢大樹氏作曲の2曲を用意した。

旧国鉄塗装色ぶどう色2号のオハテ12-1は11月4日、旧国鉄塗装色青15号のオハテ12-2は11月13日より導入を予定している。

【取材協力:東武鉄道】