【近畿日本鉄道】12200系車両が5編成並ぶ「オールスター撮影会」を11月13日に青山町車庫で開催

近畿日本鉄道は、間もなく引退する12200系車両が5編成並んだ「オールスター撮影会」を11月13日に高安検車区青山町車庫において開催した。

1969年から56編成168両を製造、特急車両の中では最多両数を誇る。12000系よりスナックコーナーを拡大し、当時は珍しかった電子レンジも搭載し、座席まで車内軽食を提供していた。

12200系5編成 左からN53【2両編成】・NS51【4両編成】・NS49【4両編成】・NS39【4両編成】・NS34【4両編成】が並んだ。

性能面においても当時、最大級のモータを採用し、設計当初から時速120キロ運転を想定、大阪線の33パーミル連続勾配でも時速100キロ以上の高速運転を可能としていた。

2月12日定期運用から引退、残る6編成うち、1編成は観光列車「あをによし」に改造し、形式も後述の19200系に変更するほかは廃車となる。

鉄道友の会選定の2021年ブルーリボン賞を受賞した80000系名阪特急「ひのとり」の導入により最古参である12200系が代替対象となった。

長年にわたり、利用された12200系は11月20日に大阪上本町~賢島駅間・近鉄名古屋~賢島駅間においてラストランを迎える。

【取材協力:近畿日本鉄道】