【北大阪急行電鉄】南北線延伸線(千里中央駅~箕面萱野駅)の新駅「箕面船場阪大前駅」(地下駅)を報道陣に公開<Photo report>

北大阪急行電鉄は、箕面市と進めている北大阪急行延伸事業について、開業に向け工事が順調に進んでいることから、新駅のひとつ「箕面船場阪大前駅」(地下駅)を初めて報道陣に公開した。

北大阪急行線延伸事業は、江坂駅から千里中央駅まで運行している北大阪急行電鉄南北線を、千里中央駅から北へ約 2.5km 延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設するもので、2022年5月末には箕面船場阪大前駅から千里中央駅間のトンネルが貫通したことにより、高架橋やトンネルなどを構築する土木工事は全工事区間で概ね完了。

地下駅である千里中央駅から箕面船場阪大前駅の南端まで、2019年9月から2022年5月の2年8カ月をかけ、シールドマシンで掘り進められた。軌道(線路)も既に敷かれており、箕面船場阪大前駅はホーム長約200メートル。10両編成の電車に対応している。
箕面船場阪大前駅、工事中の階段。階段は構内に2カ所、エスカレーター上下各1基設置される予定だ。箕面萱野駅方面は、地上から開削し、中にトンネルを入れて埋め戻す「開削トンネル工法」で作られた。線路は全線にわたってほぼ上り勾配で、深度約20メートルある箕面船場阪大前駅の北側で地上へ出て高架となる。延伸部の線路延長約2.5キロのうち高架区間は約0.8キロ。終点の箕面萱野駅は高架駅となる。

現在、主に軌道や電気設備・駅舎関連工事及び車両製造を進めており、これらの工事等が順調に進んでいることから、北大阪急行電鉄南北線延伸線の開業時期を『2023年度末(令和5年度末)』としたとのこと。新駅の開業は1975年の緑地公園駅以来となる。

【箕面船場阪大前駅】
【両駅間】
【箕面萱野駅】
【画像提供・取材協力:北大阪急行電鉄】
【画像提供:伊原薫】