【叡山電鉄】700系リニューアル車両731号車「ノスタルジック731改」が2月22日から運行開始へ

叡山電鉄は、700系リニューアル車両731号車「ノスタルジック731改」を2月22日から運行開始することを発表した。

叡山電鉄は、2018年から700系車両のリニューアルを進めており、731号車は6両目のリニューアル車両となる。今回リニューアルした731号車は、リニューアル前の「ノスタルジック731(ななさんいち)」を継承し、1925(大正14)年の叡山本線開業当時に活躍していたデナ1型をイメージしたデザインとしながらも、意匠を凝らした一灯式前照灯を車両前面に配置し、外観はマット塗色風の質感に仕上げ、重厚感や高級感を演出するなど、新たに生まれ変わった。

車内では、大正時代の車両における標準的な仕様を再現。座席シートは赤色の布地を使用し、床は木目調のデザインを施した。また、八瀬比叡山口・鞍馬側のドア付近に車いす・ベビーカースペースを1か所設置し、スペース部の床敷物に明示したほか、優先座席を黄色とし、明確化を図った。そのほか、ドアの開閉表示灯、ドアチャイム、触知表示板を新設し、車外の行先表示は日本語のほか英語、韓国語(ハングル)、中国語(簡体字)の4か国語で表示を行う。

700系リニューアル車両731号車「ノスタルジック731改」は、2月22日修学院駅6時24分発八瀬比叡山口駅ゆきで運行を開始する。