【東日本旅客鉄道】京葉線のダイヤの一部を変更へ 朝・夜時間帯に内房線・外房線を直通する一部の列車が快速に変更

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、京葉線・内房線・外房線ダイヤの一部を9月に変更し、朝・夜時間帯に快速列車を増発することを発表した。

朝・夜時間帯に京葉線と内房線・外房線を直通する各駅停車4本(上下2本ずつ)を快速に変更することで、変更となる列車は所要時間が短縮される。なお、内房線・外房線内は従来通り各駅に停車となる。

また、京葉線では都心と海浜幕張・蘇我方面相互間の速達性向上を目的として、一部の各駅停車を快速に変更し快速の運転時間帯を拡大する。平日は、現行の快速列車は上下合わせて26本だが、変更後は直通列車を含めて33本。7本を増発する。土休日は、現行の快速列車は上下合わせて49本だが、変更後は直通列車を含めて61本。12本を増発する。運転時間帯は、東京駅と蘇我駅発で10時台から9時台に、土休日は15時台までから16時台までに変更する。

JR東日本は、2024年3月に実施したダイヤ改正において、2023年12月15日の発表時、日中帯の10時~15時台を除き、東京~蘇我駅間のすべての通勤快速と快速が各駅停車に変更にするとし、各駅停車の停車駅で乗車の利便性向上を図るとしていた。しかし、利用者や千葉市、直通運転を行う沿線自治体などから廃止になることで通勤時間が増加する等の反発の声が上がり、見直しを求める声が上がっていた。それを受け、3月のダイヤ改正では朝時間帯に内房線・外房線から京葉線へ直通する列車1本ずつを、各駅停車から快速に変更する見直しを行っていた。