西日本旅客鉄道(JR西日本)は、特急「まほろば」安寧編成を3月7日にお披露目した。
現在、主に大阪・新大阪~奈良間を土休日に臨時列車として運行している臨時特急「まほろば」。およそ一週間後の3月15日に行われるダイヤ改正で定期列車化される。
■リニューアルコンセプト
『古事記に「国のまほろば(素晴らしいところ)」と謳われ、古くから大陸の異文化をとりいれながら、多様性を受容してきた奈良は、今なお、その面影をとどめています。この世が、安寧(あんねい)の楽園となることを想い、その文化を万世(万葉)へと守り続けてきた悠久の時間。奈良を体現する 2 つの魅力「安寧」と「悠久」を新生特急「まほろば」に込めました。』
■特急「まほろば」安寧編成とは

■特急「まほろば」安寧編成の外観

■シンボルマーク


■特急「まほろば」安寧編成の車内
車内は、座席モケットを外装に通じる蘇芳色のシート、奈良時代・平安時代に装飾として多く用いられた「宝相華(ほうそうげ)文様」をあしらったものに変更。






リニューアル車両は、3両編成2本のうち、2025年4月5日に第1編成の「安寧編成」が運転開始、2025年秋頃に第2編成の「悠久編成」が運転開始を予定する。停車駅は、大阪駅・新大阪駅・法隆寺駅・奈良駅で、およそ1時間で大阪駅~奈良駅を結び、1日2往復を運転する。
【取材協力:西日本旅客鉄道(JR西日本)】