東急電鉄は、目黒線・東横線・田園都市線で運行する「3000系」「5050系(8両編成)」「5000系」について、エクステリアとインテリアデザインを一新するリニューアルを行うことを発表した。
「3000系」「5050系(8両編成)」「5000系」は、導入から約20年が経過しており、今回リニューアルすることになったという。リニューアルの対象となるのは、目黒線「3000系」13編成、東横線「5050系(8両編成)」23編成、田園都市線は「5000系」18編成。

新しいエクステリアデザインは、2018年から導入している最新型の2020系シリーズと同様、コンセプトカラーである「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化する色)を基調とし、車両の正面は、車両が微笑んでいるようなイメージとすることで、柔らかく親しみやすい雰囲気を持たせた。正面下部や側面に路線カラーをイメージしたグラデーションのラインを取り入れ、お客さまとの調和や、多様性、新しさ、美しさを表現した。また、デザインは、社内公募による86案の中から、2020系シリーズのデザインを手掛けた丹青社による監修を経て決定したという。

車内のインテリアデザインは、壁・床・座席を一新。東急線沿線の風景をイメージした落ち着きのある色合いとすることで、親しみやすさと心地良さを感じられるデザインとし、車内にはすべての乗客が利用しやすいようにフリースペースを増設する。
なお、今回のリニューアルは、すでに「2020系」に準じたインテリアを採用している一部車両は、車外リニューアルのみ実施する。
リニューアル編成は、目黒線「3000系」が2025年秋ごろ、東横線「5050系」が2025年冬ごろ、田園都市線「5000系」が2026年春頃から順次営業運転開始を予定する。