真岡鐵道とSL運行協議会は、「SLもおか号」蒸気機関車不具合に伴う当面の運転計画を発表した。
「SLもおか号」で使用するC1266号機について、3月29日にシリンダー内とピストン関係部品に不具合が発生。応急処置を実施し運転をしていた。
真岡鉄道は、不具合について、6月25日~7月4日に修繕を行ったが、C1266号機は1933(昭和8)年の製造から車齢90年を超える車両であること、1994年の運転開始から約30年を超えていることから、走行や老朽化による部品の摩耗が著しく進んでおり、2025度に予定していた運行日数では再び故障してしまう可能性が高く、運転計画の見直しをおこなったという。
当初の運転計画よりも変更により運転日が減少しており、新たな運転計画では8月以降の運転日を削減。1ヶ月あたりの運転日は最大で8日、最小で2日の運転となる。また、夏季・秋季期間は、蒸気機関車の負担軽減や落ち葉による空転対策のため、補機としてディーゼル機関車を連結し運転する計画としている。


