西武鉄道は、2026年3月に実施予定の運賃改定にあわせ、「小児均一運賃」を導入することを発表した。
均一運賃は、「PASMO」などの利用時に適用するIC運賃が対象となり、1乗車あたりの小児運賃を全線で50円均一とする。なお、磁気乗車券は均一運賃の対象外となる。
また、小児用の定期券も、全線一律料金とし、小児通学定期券は1か月一律500円、小児通勤定期券は1か月一律1000円で発売。いずれも3か月用、6か月用を設定する。
また、PASMO定期券専用で、「小児全線フリー定期券」も新たに導入する。1ヵ月1000円で西武線全線が乗り放題となる定期券で、通勤定期券扱いとなるのため購入時の通学証明書の提示は不要に。なお、小児全線フリー定期券は、他社線連絡定期券としては購入はできない。
西武鉄道は、西武線沿線在住の子どもやその家族に、今まで以上に日々の暮らしやおでかけを楽しんでもらいたいという思いから、小児運賃均一に導入すると話した。また、小児通勤定期における均一運賃導入、小児ICカード限定の全線フリー定期券導入は、大手民鉄初の事例だとしている。


