東京地下鉄(東京メトロ)は、東京メトロ全線でタッチ決済対応のカード等による「後払い乗車サービス」を2026年春に開始することを発表した。
サービスは、タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイドも含む)やタッチ決済対応のカードが設定されたスマートフォン等で東京メトロが利用できるもの。自動改札機の入出場時にタッチ決済リーダーにかざすことで、事前に乗車券を購入することなく利用が可能で、運賃はカードの決済を使用して支払うことから、クレジットカード利用で後払いが実現する。
東京メトロでは、東京メトロ販売サイトで事前に購入できる企画乗車券を対象に「クレジットカード等のタッチ決済及び QRコーを活用した乗車サービス」を3月22日から提供をしている。今回、この取組みを拡大しタッチ決済による後払い乗車サービスを開始することで、2026年春からは事前に乗車券を購入することなく、タッチ決済対応のカード等を自動改札機のリーダーにかざすことで、そのまま自動改札機を通過し東京メトロ全線を利用可能となる。
東京メトロでは、タッチ決済とQRコードを活用した乗車サービスに対応した自動改札機の設置を順次進めており、現在は全180駅のうち104駅に設置が完了。2025年度中にも、他社への委託管理駅を除く全駅の各改札口に、対応自動改札機を設置する予定としている。



