【西日本旅客鉄道】愛称は『Kizashi』（きざし）　山陽本線山口エリアに45年ぶりに新型車両を導入へ

西日本旅客鉄道（JR西日本）は、山陽本線山口エリアに45年ぶりに新しい車両を導入することを発表した。

新たな車両は、岡山エリア等で運転中の227系系近郊形直流電車をベースとしたもので、2026年度以降に順次導入を予定する。

車両のデザインは、GKデザイン総研広島が監修。デザインコンセプトは、「維新の陽光」（いしんのようこう）」。「維新の陽光」とは、ドラスティックに物事が変わる山口の夜明け前のDNA：維新のイメージを夜明け前の漆黒と差し込む光の金色で表現。黒×金色のシンボルカラーにより、沿線の幻想的な光（秋芳洞/錦帯橋のライトアップ/周南の夜景）、「SLやまぐち号」にも通じる重厚な品格を表現している。

車両愛称名は「Kizashi」（きざし）。新しい車両の導入が、山口エリアに新たな変革をもたらしていくように、また人々の暮らしや旅に良いことが起こっていくように、その「きざし」となる思いを込めたという。

山口エリアでは初となる、「衝撃吸収構造」を採用するほか、「先頭車間転落防止ホロ」「戸挟み検知装置」「EB-N装置（運転士異常時列車停止装置）」なども初めて採用。バリアフリートイレ、自動温度調節による空調、自動換気機能や出入り口付近のスペース拡大、ドア上部の情報表示装置など、快適性・利便性向上も図られる。

「Kizashi」（きざし）は、2両3編成と3両6編成の合わせて24両を導入し、2026年度以降、既存車両と入れ替える形で山陽本線に順次導入する予定です。

【画像提供：西日本旅客鉄道（JR西日本）】