【JR】「グランクラス(飲食・軽食あり)」の車内サービスを10月1日からリニューアル

東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・北海道旅客鉄道(JR北海道)は、東北・北海道新幹線、北陸新幹線「グランクラス(飲食・軽食あり)」の車内サービスを10月1日よりリニューアルする。
リニューアルでは、より幅広い乗客に利用いただけるグランクラスを目指し、これまでの軽食に代わり、洋食と和食から選べる新たな「リフレッシュメント」を提供するなどの取り組みを行うほか、持続可能な開発目標(SDGs)ぼ達成に向けた「食品ロスの削減」「プラスチックの削減」を目指す。
①リフレッシュメント(軽いお食事)
これまでは路線別・上下別で異なる軽食を提供していたのをが、リニューアルより、乗客の好みに応じて洋食と和食の2種類から選べる「リフレッシュメント」を提供。また、今回グランクラスで初めて「DEAN&DELUCA」がプロデュースした洋食を提供するほか、これまでの生食方式から冷凍方式に変更することで、リフレッシュメントの廃棄数削減に取り組み、食品ロスの削減を一層推進する。
※在庫状況などにより選べない場合がある※すべての路線で共通のメニュー※

■洋食【10月~11月】(全路線共通)<お品書き>

・ヤリイカとキュウリのハーブ和え
・秋鮭とハーブのリエット
・エゾ鹿の赤ワイン煮グラチネ
・小豆とホイップクリームのモンブラン

■和食【10月~11月】(全路線共通)<お品書き>
・チーズポテト和え 人参 グリンピース
・南京ふくさ ・しそ巻き
・合鴨芥子風味 ・牛肉ごぼう巻き
・豆胡麻和え ・柿重ね押し
・きのこの信田巻き 印元
<プロデュース>DEAN&DELUCA
<メニュー開発>Social Kitchen TORANOMON 森枝幹氏
<監修>「分とく山」総料理長 野崎洋光氏

②飲料
東京ステーションホテル シェフソムリエ鈴木 利幸氏監修の下、リフレッシュメントに合うワインをグランクラスオリジナルボトルで提供。日本固有のぶどうであるマスカット・ベーリーA に着目し、白ワインは一度ロゼワインを造り、そこから色を抜いて品種独自のいちごジャムの様な香りを活かすという、ひと手間加えて醸造。赤ワインは従来のきれいな色合いを意識し、少し冷やして提供しても十二分に旨味が活かせるワインに仕上がっている。
■赤ワイン
・品 名「グランクラス オリジナル 赤ワイン マンズワイン 山梨県産マスカット・ベーリーA」
・メーカー:マンズワイン
■白ワイン
・品 名「グランクラス オリジナル 白ワイン 朝日町ワイン 山形県産マスカット・ベーリーA」
・メーカー:朝日町ワイン
そのほか、リニューアルに合わせ。日本茶やリンゴジュースについても鈴木氏監修のものに刷新。これに伴い一部飲料の提供を終了する。

③おつまみ
乗客のニーズにあわせ、飲み物と一緒に楽しめる「おつまみ」を刷新。
■新しいおつまみ(10月~3月)<しおちょこ>

④茶菓子
これまで乗客に伺いして配っていたものを、乗客からリクエストがあった際に提供する方式に変更することで、食品ロスの削減に取り組みむ。
■ 新しい茶菓子(10月~3月)
「ホテルメトロポリタン エドモント」にてシェフパティシエを務める井山 架展(いやま みつひろ)氏監修による茶菓子を提供。
<信州産あんずのパウンドケーキ>

そのほか、リニューアルに伴い、「グランクラス」の専任アテンダント乗務体制を2人から1人に変更。2021年3月26日より実施していた一部列車における発売座席数の制限(1列車あたり12席まで)を終了。SDGs達成に向けた取り組みとして、カトラリー包装をプラスチック製から紙製に変更し、スプーンフォークにはバイオマスプラスチックを使用する。

実施時期:2022年10月1日を目途に順次変更。
対象:東北・北海道新幹線、北陸新幹線のグランクラスアテンダントが乗車する全ての列車。