相模鉄道は、YOKOHAMA NAVYBLUEを纏った車両12000系を2019年3月28日、かしわ台車両センターにおいて報道関係者に公開した。
12000系は「相鉄・JR直通線」への対応として会社間切り替え機能など相互直通運転に必要な仕様を加えた11000系を「デザインブランドアッププロジェクト」の要素を取り入れて発展させた車両で昨年デビューした20000系を横にお披露目された。
前頭部のデザインは能面「獅子口」のイメージを取り入れ、特徴ある前照灯や周囲の細かいニュアンスを調整して最終的な形状が決定した。
全体構想としては総合車両製作所のステンレス車両のプラットフォームである「sustina」をもとに機器類については11000系の実績を加味してJR車両との共通化に留意し構築を進めた。
客室は幅広車体を活かしたデザインとしたシンプルな構成とし、インテリアのベースカラーは落ち着きのあるグレーに統一し、ガラスを多用した荷棚、袖仕切り、貫通路により開放感のある車内を実現した。
公開後は報道関係者向け試乗会を実施、かしわ台車両センターより、かしわ台駅に停車し、西横浜駅まで乗車した。
2019年4月20日にデビューする新型車両12000系の「一番試乗会出発記念式典」を2019年4月14日、かしわ台車両センターにおいて開催した。
招待者200名により車両の前でテープカットを行い、高橋正人相模鉄道運輸車両部長、大谷学途相模鉄道運輸車両部車両課課長代理、五十嵐徹相模鉄道海老名管区長、横浜国立大学教育学部付属横浜小学校4年生岡村知叡さんの4名によりくす玉開披を行った。
第12回「私とみんてつ」小学生新聞コンクールで銀賞の日本民営鉄道協会広報委員長賞を受賞した横浜国立大学教育学部付属横浜小学校4年生の岡村知叡さん。
五十嵐徹相模鉄道海老名管区長と招待者200名が出発進行の合図を送り、招待者200名は12000系に乗車した。
1800名の応募から選ばれた200名は一番試乗会に招待し、1,000名はいずみ野線区間試乗会に招待した。
取材日・取材場所:2019年3月28日 かしわ台車両センター、かしわ台駅、西横浜駅・2019年4月14日 かしわ台車両センター、かしわ台駅
【取材協力:相模鉄道】