【西日本旅客鉄道】東海道・山陽新幹線車両 N700Sを追加投入 N700Aタイプは機能向上の改造を実施へ

西日本旅客鉄道(JR西日本)は、東海道・山陽新幹線車両 N700Sを追加投入することを発表した。

追加投入により、さらなる安全性の向上、異常時対応力の強化、快適性などの向上を図るとともに多くの利用が見込まれる期間に臨時列車を増発し、利便性向上を実現するとしている。

N700Aタイプは、N700Sに採用する機能の一部を反映する改造を行う。ATCとブレーキシステムの改良し、地震発生時のブレーキ距離を従来のN700Aタイプから 5%短縮することで安全性を向上させる。また、大容量のデータ通信を実現することにより、従来以上に詳細な機器データの取得・分析が可能となり、車両の状態監視機能を強化することで安全性・安定性を向上。パンタグラフやブレーキ装置の摩耗部品の長寿化を図りメンテナンスコストの削減を図る。

N700Aタイプの車両改造は、2024年度から2026年度にかけ、40編成を対象に博多総合車両所で実施する。