東急は、北海道旅客鉄道(JR北海道)と北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道を応援するため、観光振興と地域活性化を目的として、2019年2月に観光列車の走行プロジェクトを両社および東日本旅客鉄道(JR東日本)、日本貨物鉄道(JR貨物)の4社連携で立ち上げた。
8月、9月に計3回、観光列車「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の運転を予定、車内サービス用電力を供給する電源車と「THE ROYAL EXPRESS」8両のうち1・4・5・6・8号車の5両を編成し、7月21日明朝に伊豆から北海道に向けて出発した。
「THE ROYAL EXPRESS」は伊豆急行2100系8両編成で定員100名と国内最大級の観光列車で水戸岡鋭治氏がデザイン・設計した。
「THE ROYAL EXPRESS」は2017年7月21日、横浜駅発伊豆下田駅行として運転を開始、運転開始前の2017年7月15日、伊豆急行伊豆高原駅車庫内において車両お披露目セレモニーを開催した。
水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所代表取締役、大迫淳英プリマヴェーラ・アーツ代表取締役、小林秀樹伊豆急行取締役社長、城石文明東京急行電鉄執行役員鉄道事業本部長によりアンベール幕のスイッチを押し、「THE ROYAL EXPRESS」車両のお披露目となった。
クルーの制服は「THE ROYAL EXPRESS」の旅の舞台を楽しく演出できるよう、懐かしくて新しい品格のあるユニフォームのデザインは水戸岡鋭治氏が担当した。
2017年7月21日、運転開始を記念して東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜駅において出発式を開催した。
出発式では水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所代表取締役、渡利千春東日本旅客鉄道(JR東日本)執行役員横浜支社長、野本弘文東京急行電鉄代表取締役の3名によりテープカットを行い、運転開始を祝った。
11時50分、神田栄俊東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜駅長、岸哲也東京急行電鉄横浜駅長により出発の合図送り、横浜駅を出発した。
車内サービス用電力を供給する電源車は2019年7月3日、長津田駅において東日本旅客鉄道よりマニ502186が譲渡された。
「THE ROYAL EXPRESS」8両編成のうち、1・4・5・6・8号車の5両が北海道~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~として運転する。
1号車・ゴールドクラス
4号車・キッチンカー
5号車・プラチナクラス(レストラン席)
6号車・プラチナクラス
8号車・プラチナクラス
【画像提供:東急 】 ©ドーンデザイン研究所
「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」は8月28日~31日、9月4日~7日、9月15日~18日の3泊4日、計3回運転。
2021年夏には当初予定した5回から2回増やした計7回運転を実施する。
(※社名・役職等は当時)
【取材協力:東急】