鉄道友の会は、近畿日本鉄道80000系をブルーリボン賞(最優秀車両)に、また、東日本旅客鉄道(JR東日本)E261系および東海旅客鉄道(JR東海)N700Sをローレル賞(優秀車両)に選定した。
ブルーリボン賞の近畿日本鉄道 80000系は名阪特急列車は広くゆったりした快適性を実現し、高品質で高機能な移動空間を提供してきた。「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとする80000系は、これらをさらに追求している。利用用途に対応し、車内からの眺望を楽しむことができる一方、悠久の歴史を育む沿線の伝統的景観とも調和しており、完成度が極めて高く魅力あふれる車両であることを評価してブルーリボン賞に選定した。
ローレル賞の東日本旅客鉄道(JR東日本) E261系は2020年3月14日から「サフィール踊り子」として営業運転を開始した。最新技術を取り入れ、付加価値の高い移動空間と輸送ネットワークを提供する極めて完成度が高い車両としてローレル賞に選定した。
ローレル賞の東海旅客鉄道(JR東海) N700Sは外観は東海道新幹線開業以来、一貫して用いてきた白地に青帯を踏襲し伝統を継承しつつ、先頭部の青帯は「Supreme(最高の)」の「S」の形を表すデザインとし、最新車両である事を表現している。このように技術、サービスの向上で日々多くの乗客を快適、安定的に輸送する車両としてローレル賞に選定した。