伊予鉄道は、郊外電車に新型鉄道車両「7000系」を導入すること発表した。伊予鉄道が新たに開発した新型車両の導入は昭和33年以来67年ぶり。
「人に優しいバリアフリー設計。脱炭素化に向け省エネ性能の向上。乗ってみたくなる未来型流線形フォルム。愛媛らしさを表現するオレンジ色のカラーリング」をコンセプトとし、車両性能の向上により、既存の700系と比較し、使用電力が約50%の削減につながるほか、軽量ステンレス製車体とすることでVVVF制御・回生ブレーキなど環境性能を向上させる。
車内においては、車椅子スペース、LCD車内次駅案内表示器などを設置、行き先・次駅案内の英語表記、英語案内アナウンスにより外国人観光客に対応する。また、全扉上部にデジタルサイネージを導入し、中吊りのない広々とした車内を実現するとしている。
新型車両「7000系」は、2025年2月より6両(2編成分)の導入を予定し、2027年までに毎年6両(2編成分)を導入し、3年間で合計18両の導入を予定する。また、新型車両の導入に伴い、既存の700系は順次廃車となる。
【画像出典:伊予鉄道】