仙台市交通局は、地下鉄南北線の新型車両「3000系」が2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。
新型車両「3000系」は、無塗装化による環境負荷の低減、車いす・ベビーカースペースを増備したほか、車両の低床化によるホームとの段差縮小等のバリアフリー施策拡充、先代1000N系車両を継承した造形、「杜の都」仙台に馴染む色や柄を採用。10月24日より運行を開始する。
審査員は、『公共性が極めて高い地下鉄においては、奇をてらうのではなく、まちに如何に馴染むかが重要であり、不特定多数の乗客の安全と快適さが重要となる。杜の都、仙台の新しい地下鉄車両は、ケヤキ並木をイメージしたシート・ファブリックと爽やかな木目調の仕切り板により、明るさの中にも静謐さが漂う内装デザインとなっている。ホームと車両の段差が小さくなり、ペアガラスの採用により静音性が向上したことで、乗客の安全性と快適性の向上にも寄与している。』とコメントした。