【京王電鉄】新型通勤車両「2000系」をお披露目 京王電鉄では初となる大型フリースペース「ひだまりスペース」や「大型窓」も ミキティがお披露目に駆けつける <Photo report>

京王電鉄は、京王線の新型通勤車両「2000系」をお披露目した。

新型通勤車両「2000系」は、「日本一安全でサービスの良い鉄道」の実現に向け、「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」をコンセプトに、利用者や社員の声から得られたニーズを「感性AIアナリティクス」を活用し、最もコンセプトにマッチする外観デザインや内装とした。

■新型通勤車両「2000系」の外観

車両は総合車両製作所製で、総合車両製作所の「sustina」プラットフォームを採用。外観は、車両前面、側面ともに円をモチーフとしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現したという。ステンレス製の車体に、側面には京王レッド・京王ブルーの帯、両色から着想を得たピンク、水色、両色を混ぜた色である紫色になどの円形の模様がデザインされた。

■新型通勤車両「2000系」の車内

車内に関してもラウンド型をモチーフとし、心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出。基本的にはロングシートとし、シートモケットや床面などにラウンド型の要素が取り入れられた。
5号車の大型フリースペース「ひだまりスペース」

また、子育て世代やシニア世代などあらゆる利用者に安全・快適に利用できるよう、京王電鉄では初とな大型フリースペース「ひだまりスペース」を車両乗降時にエレベーターに近い5号車付近に導入した。座席を廃止することで広い空間を確保するほか、こどもが夢中になれるような大型窓を設置されている。このほか、車いすスペースを各車両に1箇所設置、開いているドアをチャイム音で知らせる装置を設置した。
大きく拡大された窓を設置した「ひだまりスペース」
5号車の大型フリースペース「ひだまりスペース」

また、車内にある乗務員室の扉にはこども連れ利用者への配慮を盛り込み、右側にある扉の窓には小さいこどもでも見やすいよう窓を下方向に設置、手すりもこどもがつかみやすい位置に設置されている。

■新型通勤車両「2000系」のお披露目には、ママタレントとして活躍する藤本美貴さんが登場

お披露目には、ママタレントとして活躍する藤本美貴さんが登場した。私生活では3人の子供を持つ母親である藤本さん。新型通勤車両「2000系」の印象や「ひだまりスペース」について、子供たちとはよく電車に乗ると話し、「素敵な車両。優しさが詰まっている」と新型車両の印象を語った。「子育て世代の電車あるある」と題したトークでは、電車移動の苦労や楽しさを語っていました。

■新型通勤車両「2000系」の今後

新型通勤車両「2000系」は、2026年1月31日より営業運転を開始する予定で、今後、2027年3月までに4編成(計40両)の導入が予定される。

【取材協力:京王電鉄】